毎月19日は語呂合わせでトークの日です。1986年にNTTが定めました。
毎月23日は「ふみの日」でこちらは1979年に郵政省(現郵政公社)が制定。それに対抗したのかあやかったのか、薬師丸ひろ子の「あなたを・もっと・知りたくて」(松本隆作詞・筒美京平作曲)をテーマ曲にして大々的にCMを打ち、民営化されたばかりのNTTの積極的な姿勢を見せました。それまで電電公社というと、お高く止まったお役所、というイメージが強かったので、このあたりを機に庶民にとって身近な存在となり、民営化のひとつの目的は達せられたのではないかと思います。
なお「テレホンカード」の発売は民営化前の1982年で、そのため「電電公社」の銘が入ったテレホンカードはいまや貴重品です。
薬師丸ひろ子/トークの日 というCM(「もしもし、あたし」とか「お願い、切らないで」などの台詞があったような)のコンボは後の、広末涼子/DoCoMoの携帯のCM(「君の携帯の番号教えてよ」「買っちゃったよ」「お母さん、携帯電話買っていい?」などという台詞のある奴)のコンボに並ぶ、名作だと思います。