毎月第一日曜は「DIYの日」です。DIYとは Do It Yourself で(専門家に頼らず)「自分でやってみよう」という意味。元々は第二次世界大戦後のロンドンで、空襲で壊れた家を、自分たちで修理して町を再生しようという運動が発端です。
日本では1960年代頃まで「日曜大工」と呼ばれていたのが1970年代後半頃からDIYと言い換えられるようになってきました。ただしDIYという場合は、日曜大工のようなことだけではなく、園芸や部屋の模様替え、日用品修理などの範囲まで含められます。
DIYに必要な材料や道具を売っている所は以前は「DIYショップ」などという言い方もかなりされたのですが、最近では「ホームセンター」という言い方に統一されてきつつあります。
日本国内のDIYショップの先駆けとなったのは1972年のドイト与野店とされています。その後、多くの業者が参入しますが、次第に日用雑貨が商品ラインナップの中核となっていった所が多く、またカー用品店やディスカウントストアなどとの境界も曖昧になっていきました。一般に「大手」といわれるところでも、経営の規模はそう大きくなく、大型倒産もしばしば起きています。ある意味では30年たっても業界として、まだまだ未成熟なのでしょう。