神無月

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神無月とは

旧暦10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれる。これは全国の神様が会議をするために出雲に集まってしまうので、日本中神様がいなくなってしまう、ということから付けられた名称です。

神在祭

この会議は実際には旧暦10月の11日から17日までの間(2017年は新暦で11月28日〜12月4日まで)にまず出雲大社で開かれ、次に佐太神社に移動して10月26日まで会議の続きを行います。そのため出雲大社と佐太神社ではその期間「神在祭(かみありまつり)」が行われます。(*1日程はこのページの脚注参照)

神様のホテル

出雲大社の中には東十九社、西十九社、と呼ばれる長屋状の長い社があります。ここが神様の会議にやってきた全国の神様の宿泊所とされます。神在祭の期間中、ここにはしめ縄が張られ、祭壇に供物が捧げられます。

神様を見送る所

出雲大社・佐太神社での会議を終えた神様たちは斐川町神立!の万九千社から全国自分の社への帰路につきます。この日、出雲大社では神等去出祭(からさでまつり)が行われます。出雲近辺でこの日の夜トイレに行くと神様がいたづらしてお尻をなでる、という言い伝えがあります。(つまり神様が出発する時は潔斎して、トイレくらいは我慢しなさいという意味なのでしょう。)

会議はなぜ行われるようになったか

この神様の会議が行われるようになったのは、大国主神は日本国土を開発した神なので、その時、自分の息子や娘を各地に置き、その地の管理者としたことに由来します。その為、こどもたちは年に1度出雲に戻ってきて、父神である大国主神に1年の報告をし、来年の予定を相互打ち合わせするようになったのです。後には大国主神系以外の天照系の神様たちも、一緒に出雲に来るようになりました。

会議の話題は何か

大国主神は天照大神に日本の国の支配権を譲った時、代わりに幽界の支配権の保証を得ました。そのため、物質的な物事については天照大神とその子孫である天皇家が管理しますが、精神的な物事については大国主神とその子孫たちの管轄になっています。そこでこの会議では一般に全国の人間の運命について話し合い、中でも誰と誰を結婚させるか、などということをこの会議で打ち合わせするといいます。ですから遠く離れた所に住む二人が知り合って結婚するようなケースは、この会議の結果生まれたカップルなのかも知れません。そこで出雲大社は縁結びの神様としても信仰されています。


※神在祭の日程について

非常に質問が多いのでここに書いておきます。神在祭は神社によって新暦で行う所と旧暦で行う所が入り乱れています。間違うと全然違う時期に行くことになりますので、お出かけの際は事前に当該神社や地元の観光協会などにご確認の上お出かけ下さい。私のホームページを見て、それを信じて出かけたら違っていたと言われても当方では一切責任は持てません。

現時点(2007年秋)で私が把握している日程は下記の通りですが、変更があるかも知れません。変更されているよ、というのをご存じの方はぜひ私の方へお知らせ下さい。

朝山神社(出雲市)  旧10月 1日〜10日
出雲(杵築)大社(大社町)旧10月11日〜17日
日御碕神社(大社町) 旧10月11日〜17日
神魂神社(松江市)  新11月11日〜18日
万九千神社(斐川町) 新11月17日〜26日
佐太神社(鹿島町)  新11月20日〜25日
多賀神社(松江市)  新11月25日〜26日
神原神社(加茂町)  新11月10日及び26日
売豆紀神社(松江市) 新12月 3日
なお、上記の旧暦を新暦に換算するとこうなります。

  朝山神社出雲大社・
日御碕神社
旧暦 10. 1-10.1010.11-10.17
200010.27-11. 511. 6-11.12
200111.15-11.2411.25-12. 1
200211. 5-11.1411.15-11.21
200310.25-11. 311. 4-11.10
200411.12-11.2111.22-11.28
200511. 2-11.1111.12-11.18
200611.21-11.3012. 1-12. 7
200711.10-11.1911.20-11.26
200810.29-11. 711. 8-11.14
200911.17-11.2611.27-12. 3
201011. 6-11.1511.16-11.22
201110.27-11. 511. 6-11.12
201211.14-11.2311.24-11.30
201311. 3-11.1211.13-11.19
201411.22-12. 112. 2-12. 8
201511.12-11.2111.22-11.28
201610.31-11. 911.10-11.16
201711.18-11.2711.28-12. 4
201811. 8-11.1711.18-11.24
201910.28-11. 611. 7-11.13
202011.15-11.2411.25-12. 1
202111. 5-11.1411.15-11.21
202210.25-11. 311. 4-11.10
202311.13-11.2211.23-11.29
202411. 1-11.1011.11-11.17
202511.20-11.2911.30-12. 6
202611. 9-11.1811.19-11.25
202710.29-11. 711. 8-11.14
202811.16-11.2511.26-12. 2
202911. 6-11.1511.16-11.22
203010.27-11. 511. 6-11.12
203111.15-11.2411.25-12. 1
203211. 3-11.1211.13-11.19
203310.23-11. 111. 2-11. 8
203411.11-11.2011.21-11.27
203510.31-11. 911.10-11.16
203611.18-11.2711.28-12. 4
203711. 7-11.1611.17-11.23
203810.28-11. 611. 7-11.13
203911.16-11.2511.26-12. 2
204011. 5-11.1411.15-11.21
204110.25-11. 311. 4-11.10
204211.13-11.2211.23-11.29
204311. 2-11.1111.12-11.18
204411.19-11.2811.29-12. 5
204511. 9-11.1811.19-11.25
204610.29-11. 711. 8-11.14
204711.17-11.2611.27-12. 3
204811. 6-11.1511.16-11.22
204910.27-11. 511. 6-11.12
205011.14-11.2311.24-11.30
なお、出雲大社ではこの日程の前日(2017年なら11.27)の夕方に稲佐の浜、続けて大社の神楽殿にて、神迎祭が行われます。折角見に行かれる方は是非このお祭りから見てみてください。ものすごく神秘的で凄いです。(寒いので防寒具をしっかり。また雨になった時のためにレーンコートなどの用意も。人が密集しているので傘の使用は無理です。なお神事ですのでフラッシュの使用は厳禁です。常識ある行動をお取り下さい) ↑

(1999年初版)
(2007秋に大改訂)
(その後随時改訂)
(2020.7.13 2050年まで計算)

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