食の季節

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食の季節とは

「食の季節(eclipse season)」とは、太陽が黄道と白道の交点(昇交点・降交点:あわせて昇降点という。別名ドラゴンヘッド・ドラゴンテール)の近く(正確には昇降点から15°21′の範囲)にある時期で年に2回程度発生する。太陽と月の黄緯が近いので、この時期の新月(朔)は日食になる。

食の季節は約31日間で、1朔望月(29.2-29.8日)より長い。そのためこの間に必ず新月と満月はあるので、日食と月食が1回ずつ起きることが多いが、この期間に新月が2回来た時は2回日食が発生する。なお日食が起きる条件は太陽が昇降点から15°21′の範囲にあることだが、月食はもっと厳しく9°45′-11°40′以下の範囲でなければならない。その期間は最大でも23日である。朔望月より短いので、食の季節の間に月食が2回起きることはなく、1度も起きないこともある。

食の季節は約173日ごとに来るので、食の季節が年に3回来ることもある。このため日食は年に最低2回・最大5回発生するが、月食は最大でも3回であり、1度も発生しない年もある。たとえば2002年、2020年は月食が1度も発生しない。月食が3回の年としては最近では1982年。次は2028年である。1982年は皆既月食が3回という月食の当たり年だった。

(日食が5回起きた年として最も最近なのは1935年である。次は2206年である)

このような事情があるので月食の発生頻度は実は日食の約半分程度である。ただし月食は発生すればその時間帯に月が見える地球上の全ての場所で観測できるが日食が見えるのはごく狭い地域である。そのため一般的な感覚では月食の方が回数が多いような気がしてしまう。

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(2019-06-08)


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