時間帯の名称

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1日の時間帯の名称(気象庁)

気象庁は1日の時間帯を次のように呼んでいる。これは天気予報などで使用されている。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/saibun.html

薄明とは

太陽が沈んだ後も、しばらくは空が明るく、地上でも結構な作業が灯りなしで可能である。逆に太陽が昇る前にもそのような時間帯がある。これを薄明(twilight トワイライト)という。国立天文台ではこれを3段階に分けている。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics1992.html
天文薄明(太陽俯角12-18度 astronomical twilight)
空がほんのり明るくなっている状態。まだ水平線は分からない。
航海薄明(太陽俯角6-12度 nautical twilight)
水平線が確認できる。かなり明るくなってきてている。
市民薄明(太陽俯角0-6度 civil twilight)
日常の作業に差し支えない。常用薄明とも。1等星くらいまでは見える。
日本の多くの地域では各々の継続時間はだいたい30分くらいであり、日没から1時間半ほど経てば完全に夜となって六等星くらいまで星が見える。

英語のdawnは暁とか曙と訳されるが、暁と曙ではかなり時間帯が違う。あるいは、東雲〜曙(後述)くらいの時間帯、つまり夜明け(後述)前後の時間帯かも。英語のduskは黄昏(たそがれ)と訳されるが、これも日暮れ(後述)前後の時間帯かも。

なお、英語では
astronimical twilight (天文薄明)の始まり/終わり(18度)を asronomical dawn / asronomical dusk (天文曙/天文黄昏),
nautical twilight (航海薄明)の始まり/終わり(12度)をnautical dawn / nautical dusk (航海曙/航海黄昏),
civil twilight (市民薄明)の始まり/終わり(6度)をcivil dawn / civil dusk (市民曙/市民黄昏)
という。0度はsunrise / sunset (日出/日入)である。

夜明け/日暮れについて

古くは、空が充分明るくなった時を夜明け、空がかなり暗くなった時を日暮れと呼び、不定時報ではこれを明け六つ・暮れ六つとして、昼と夜の境界とし、各々を6分割して1刻(約2時間)とした。

1788年に施行された寛政暦では、京都における秋分・秋分の日の日出前・日没前2刻半の時刻を夜明け・日暮れと定義した。ここでいう刻は上記の昼夜を各6分割した刻ではなく、1日を100等分したものであり、現代の時刻でいえば1440分÷100=14.4分に相当する。従ってこの意味での2刻半とは14.4×2.5 = 36分である。

この時、太陽の俯角は7度21分40秒になっている。そこで、現代では、太陽がこの俯角になった時を、夜明け・日暮れと称している。6度で市民薄明なので、それより少しだけ暗い時刻である。

平安時代の時間帯

朝の時間帯

平安時代の言葉では、朝は、あかつき(暁)→しののめ(東雲)→あけぼの(曙)→朝ぼらけ、と移行する。

暁(あかつき)
まだ暗い時間帯で、だいたい午前3〜5時くらいとも言われる。夕べ→宵→夜中に続く時間帯。おそらくは天文薄明くらいまでの時間帯か。
東雲(しののめ)
だいたい夜明け頃の時間帯。多分航海薄明くらいの時期か。
曙(あけぼの)
夜が明けようとする時間帯から日の出直後くらいまでと思われる。多分市民薄明くらいから日出直後まで。「春はあけぼの」(枕草子)
朝ぼらけ(あさぼらけ)
日が昇ったあと、どんどん明るくなっていく時間帯。この時まだ月が残っていたら“有明の月”になる。

それ以外の時間帯名

たそがれ時/かはたれ時
「誰そ彼?」「彼は誰?」で、人の容貌が見分けにくい時間帯。夕方をたそがれ(黄昏)時、明け方をかはたれ時と呼び分ける。
朝/昼/夕/宵/夜半
朝(あした)昼(ひる)夕(ゆふ)宵(よひ)夜半(よわ)。
つとめて
早朝。「冬はつとめて」(枕草子)
ひねもす=ひぐらし
終日(一日中)。ひめもす・ひめむす・ひねむす。「ひぐらし硯に向かひて」(徒然草)「雪こぼすがごと降りてひねもすにやまず」(伊勢物語)
よもすがら
一晩中。「夜もすがら物思ふ頃は明けやらで、ねやのひまさへつれなかりけり」(百人一首)

(2020.7.21)
(2020.7.23 追記twilight/dawn/dusk)
(2020.7.30 追加図 twilight360.png)
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