こよみの読み方(78)納音(5)



桑柘木(壬子・癸丑)
桑も柘も「くわ」です。蚕の餌となり、その蚕は絹の材料となって、自らを犠牲にして人の役に立つ相。そして犠牲となって世の中の役に立った故に感謝される人、また門下から偉人が出る相。

大溪水(甲寅・乙卯)
渓谷を流れる川の水の相。谷川の水が澄んでいておいしいように、純粋で美しいものを持っているが、下流の川とは違って力強さに欠ける面がある。しかしやがては大きく成長する可能性があります。

沙中土(丙辰・丁巳)
砂の中に混じってしまった土の相。本来の土は植物を育成する力があるのにこの土にはそれが無い。また粘りや包容力にも欠けています。但し砂地に偶然舞い降りた種子の拠り所となるように特殊な分野で成功を収める事も。

天上火(戊午・己未)
天の上の火、つまり太陽の相。行動力や活力が盛んで、みんなに注目され、多くの人々に影響を与える人。多くの人に恵みを与える力があると同時に、旱魃のように悲惨な状況を引き起こす可能性もあります。

石榴木(庚申・辛酉)
ザクロのような相。ザクロの実が表面はシワシワでも中身は潤っていて美味であるように、外見はとっつきにくくても、内面はいい人で付き合うほどに良さが分かってくる人。

大海水(壬戌・癸亥)
海の相。海が多くの川の流れを受け入れ、強い日差しにさらされても、豪雨が降ってもその姿を変えないように、大きな包容力を持ちながら心が安定していてゆらぎの無い人。大器の相。しかし大きすぎて底が見えない人でもある。

(2000.11.13)
(2021.12.31 フォーム改訂)