こよみの読み方(61)選日(2)



天一天上 これについては既にNo.39(8月2日配信)で述べました。なかかみが天に上っている期間を意味します。

日の干支が癸巳から戊申までの16日間です。市販の暦にはこの始まりの日のみが記載されていますので、それを見たら今から16日間は「なかかみ」は天上におられるのだな、と思えばよいわけです。

三伏 これは夏の暑い時期の庚の日なのですが、選び方が幾通りかあるようです。

■A
初伏=夏至後の3番目の庚の日
中伏=夏至後の4番目の庚の日
末伏=立秋後の最初の庚の日

■B
初伏=夏至後の3番目の庚の日
中伏=夏至後の4番目の庚の日
末伏=夏至後の5番目の庚の日

■C
初伏=小暑後の1番目の庚の日
中伏=小暑後の2番目の庚の日
末伏=小暑後の3番目の庚の日

いづれにしても、三伏は7月の中旬から8月の中旬くらいに来ます。一年で最も暑い時期であり、季節の挨拶にも使われています。

犯土 「つち」と読みます。

庚午(7)から丙子(13)までの期間を大犯土(大土)、丁丑(14)を中犯土、戊寅(15)から甲申(21)までの期間を小犯土(小土)、といいます。
 1甲子
 2乙丑
 3丙寅
 4丁卯
 5戊辰
 6己巳
 7庚午■
 8辛未■
 9壬申■
10癸酉■
11甲戌■
12乙亥■
13丙子■
14丁丑◇
15戊寅★
16己卯★
17庚辰★
18辛巳★
19壬午★
20癸未★
21甲申★
22乙酉
23丙戌
24丁亥
25戊子
26己丑
27庚寅
28辛卯
29壬辰
30癸巳
この時期は土公神が本宮にあるため土の勢いが強く、土に関することは謹んだ方がよいという説があります。また別の説では「つち」とは本当は「槌」で、金神が持つ武器であり、金神遊行の日なのでこの時期に土を犯すと金神に槌でなぐられるともいいます。

なお、犯土の期間のなかで、中犯土の1日だけが土を動かしてもよい日とされています。

(1999.11.05)
(2021.12.31 フォーム改訂)