こよみの読み方(48)歳徳神・恵方



さて、厳しい方位の話が続きましたので、ここらで吉方位の話に転じましょう。最大の吉方位は「恵方(えほう,あきのかた)」と呼ばれる歳徳神(としとくじん,としとくかみ)のいる方角です。

歳徳神はしばしば暦の最初のページに美しい姫神として描かれます。その実体は須佐之男神の妃・櫛稲田姫であるともいわれます。この方位はその年1年の開運の方角であり、正月にその年の恵方に当たる寺社に参拝するとよいなどといわれます。また近年は、節分の日にこの恵方に向かって、太巻きを丸かじりして食うと良いという話が全国に普及しています。

歳徳神はその年の十干により4つの方位を巡行します。

甲己 甲の方位(東微北)
乙庚 庚の方位(西微南)
丙辛 丙の方位(南微東)
丁壬 壬の方位(北微西)
戊癸 丙の方位(南微東)

歳徳神の巡行方位はNo.35(7月18日配送)で説明した二十四方位を使っています。

※各年の恵方
2019 2024 2029甲の方位(東微北)
2020 2025 2030庚の方位(西微南)
2021 2026 2031丙の方位(南微東)
2022 2027 2032壬の方位(北微西)
2023 2028 2033丙の方位(南微東)

(1999.09.04)
(2021.12.31 フォーム改訂)