こよみの読み方(46)八将神(2)



■大陰神(たいんしん)

「だいおんじん」とも読むようです。太陰神は鎮星(土星)の精で、太歳神の妃であるとされます。太歳神の後宮にいるので、配置上も太歳の2つ後ろを回ります。すなわち

年の十二支 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
大陰の配置 戌亥子丑寅卯辰巳午未申酉

女神なので女性に関すること、嫁取り・愛人を作ること・出産に行くことなどは控えた方がよいとされますが、それ以外のことについては吉とされます。しかし逆に、女性に関することについて吉とする説もあるようです。
また弁天信仰の影響から、学芸に関して吉ともされます。

■歳刑神(さいけいしん)

「さいぎょうしん」とも。これは辰星(水星)の精です。刑罰を司る神で、特に種まきや木を植える行為は凶とされます。しかし武器を置くのはこの神に喜ばれて吉とします。歳刑神の運行は少し複雑です。
年の十二支  子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
歳刑の配置  卯戌巳子辰申午丑寅酉未亥
      411615972310812
      +7+7+7+4+4-2+7+1+7-2+4+4
これは十二支の本来の切れ目である丑寅のところを中心にして対称な形の運行です。図解します。
            丑      寅
    子      戌  +7  巳      卯
      卯 +7            +7 子
    +4                      +4
亥亥                          辰辰
    +4                      +4
戌未                          申巳
    +10                    +10
      酉 +7     +1     +7 午
    酉      寅      丑      午
            申      未
■歳破神(さいはしん)

これはNo.36(7月22日配送)で説明した歳破のことで、その年に十二支と反対側の方位です。伝説としては土曜星の精で、太歳神の反対側にいるため1年の内に破られるということで、歳破神といいます。

年の十二支 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
歳破の配置 午未申酉戌亥子丑寅卯辰巳

(1999.08.30)
(2021.12.31 フォーム改訂)