こよみの読み方(39)天一、天一天上、日遊

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現代の運勢暦にも「天一天上」というのが載っていますが、これは遊行して いた天一神(なかかみ)が天に帰って方角を気にしなくてすむようになる日を 言います。

天一神の運行は60日単位になっており、日の干支で決まります。日の干支 については詳しくは5月7日配信分を参照してください。(バックナンバーの 掲載、遅れています。済みません)一覧表だけ再掲しますと

0甲子 1乙丑 2丙寅 3丁卯 4戊辰 5己巳 6庚午 7辛未 8壬申 9癸酉 10甲戌 11乙亥 12丙子 13丁丑 14戊寅 15己卯 16庚辰 17辛巳 18壬午 19癸未 20甲申 21乙酉 22丙戌 23丁亥 24戊子 25己丑 26庚寅 27辛卯 28壬辰 29癸巳 30甲午 31乙未 32丙申 33丁酉 34戊戌 35己亥 36庚子 37辛丑 38壬寅 39癸卯 40甲辰 41乙巳 42丙午 43丁未 44戊申 45己酉 46庚戌 47辛亥 48壬子 49癸丑 50甲寅 51乙卯 52丙辰 53丁巳 54戊午 55己未 56庚申 57辛酉 58壬戌 59癸亥

となります。天一神の遊行している方角は次のようになっています。

【天一神の方角】
己酉(45)〜甲寅(50)の間、艮(NE)の方角。6日間。
乙卯(51)〜己未(55)の間、卯(E)の方角。5日間。
庚申(56)〜乙丑(01)の間、巽(SE)の方角。6日間。
丙寅(02)〜庚午(06)の間、午(S)の方角。5日間。
辛未(07)〜丙子(12)の間、坤(SW)の方角。6日間。
丁丑(13)〜辛巳(17)の間、酉(W)の方角。5日間。
壬午(18)〜丁亥(23)の間、乾(NW)の方角。6日間。
戊子(24)〜壬辰(28)の間、子(N)の方角。5日間。
癸巳(29)〜戊申(44)の間、天上。16日間。

そこで運勢暦では癸巳の日に「天一天上」と書かれます。これから16日間 は天一に関しては安全な訳です。

ところが後世、この安全な筈の天一天上の間、代わりに日遊という神が降り てきて、この天一天上の間は日遊が不浄を嫌うので家の中はきちんと掃除を しておき、また引越や造作はしてはならないという話が出てきます。どうも 世の中には人の行動に難癖をつけなければ気が済まない人たちがあるようです。

天一神の出自に関しては、帝釈天の大臣であるという説、北極星の精である という説、荒神であるという説、天女であるという説、などなどがあります。


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