こよみの読み方(36)九星の凶殺(共通)



さてここで少し九星関連の凶方神をあげておきます。まずは全員共通のものです。

(1)五黄殺これは年・月・日の九星方位盤において、五黄が回座している方角をいいます。凶方位です。この方位を犯すと熱病や火難に遭い事業は停滞し、老親の苦労を背負い込むとされました。なお五黄が中宮に回座する時は五黄殺は発生しません。

九星の回座の単位は八方位ですから、正八角形方式なら例えば五黄が北東に来ている場合24方位の丑・艮・寅の合計45度が五黄殺の対象になります。
これが変形八角形方式なら、12方位方式の丑・寅合計60度が対象になります。


(2)暗剣殺年・月・日の方位盤において、五黄殺の反対側を暗剣殺といいます。例えば五黄が東(震宮)に回座していれば西(兌宮)が暗剣殺になります。五黄が中宮にあれば暗剣殺もありません。暗剣殺の方位を犯すと事故や盗難に遭うなど突然の不幸に見舞われるとされました。

(3)歳破その年の十二支の反対側の方位です。たとえば今年が卯年なら卯の方位の反対側で酉の方位が歳破になります。この方位を犯すと破壊的なダメージを受けるとされました。

(4)月破その月の十二支の反対側の方位です。たとえば今月が未月なら未の方位の反対側で丑の方位が歳破になります。この方位を犯した時も破壊性のダメージが来るとされましたが、その力は歳破の12分の1であるとも言われます。
節月    二支 月破
正月(立春) 寅 申
2月(啓蟄) 卯 酉
3月(清明) 辰 戌
4月(立夏) 巳 亥
5月(芒種) 午 子
6月(小暑) 未 丑
7月(立秋) 申 寅
8月(白露) 酉 卯
9月(寒露) 戌 辰
10月(立冬) 亥 巳
11月(大雪) 子 午
12月(小寒) 丑 未

(5)定位対冲年・月の方位盤において、どれかの九星が本来の場所の反対側に来ている場合をいいます。9通りの方位盤についてチェックしてみると次のようになります。
本来の位置  方位盤
492    492
357    357
816    816

定位対冲は無い

492    513
357    468
816    927

1が定位対冲

492    624
357    579
816    138

6が定位対冲

492    735
357    681
816    249

2が定位対冲

492    846
357    792
816    351

7が定位対冲

492    957
357    813
816    462

3が定位対冲

492    168
357    924
816    573

8が定位対冲

492    279
357    135
816    684

4が定位対冲

492    381
357    246
816    795

9が定位対冲
定位対冲は月破よりやや弱い破壊性エネルギーとされます。

(6)小児殺月の方位盤において、次の早見表で見る方位が小児殺です。これは小児だけに害の及ぶ凶方位であるとされます。小児の範囲としては幾つかの説があります。平木場泰義氏は小学校未満の子供と述べておられます。遠藤尚里氏は四歳以下の幼児と7歳以下の体の弱い子供と述べておられます。
節月     陽年 陰年
正月(立春) 中 離
2月(啓蟄) 乾 坎
3月(清明) 兌 坤
4月(立夏) 艮 震
5月(芒種) 離 巽
6月(小暑) 坎 中
7月(立秋) 坤 乾
8月(白露) 震 兌
9月(寒露) 巽 艮
10月(立冬) 中 離
11月(大雪) 乾 坎
12月(小寒) 兌 坤
ここで「陽年」とは西暦の年の数字が偶数の年、「陰年」は奇数の年です。
上記の表は宮の名前の代わりに数字で表現した方が規則性は分かるでしょう。

陽年 5 6 7 8 9 1 2 3 4
陰年 9 1 2 3 4 5 6 7 8

(1997/05/05)
(1999.07.22)
(2021.12.31 フォーム改訂)