こよみの読み方(21)月齢と月相



ここで少し間違いやすい用語を解説しておきます。

月齢とは、朔(新月)になってからの経過日数をいいます。月相とは、現在の月と太陽のなす角度をいいます。

朔から次の朔までの平均時間(朔望月)は29.53日です。また月相は28を分母にして言うことが多いようです。従って月齢と月相は大まかには一致しますが必ずしも完全一致はしません。

月相は実際の月の形と対応していますので、新月は必ず0、上弦は必ず7、満月は必ず14、下弦は必ず21です。一般に満月(月相14)は月齢15の付近で起きますが、月の運行速度は一定ではありませんので、必ずしもそうとはいえません。(言い替えると旧暦の15日は必ずしも満月ではありません。これもよくある誤解です)

1999年の場合で満月の時の月齢を調べてみますと次のようになっています。
新月日時       満月日時       経過時間    月齢  満月時の旧暦
12月19日 7:42   1月 2日11:50   14日 4:08  14.2   11月15日
1月18日 0:46   2月 1日 1:07   14日 0:21  14.0   12月15日
2月16日15:39   3月 2日15:58   14日 0:19  14.0    1月15日
3月18日 3:48   4月 1日 7:49   14日 4:01  14.2    2月15日
4月16日13:22   4月30日23:55   14日10:33  14.5    3月15日
5月15日21:05   5月30日15:40   14日18:35  14.8    4月16日
6月14日 4:03   6月29日 6:37   15日 2:34  15.1    5月16日
7月13日11:24   7月28日20:25   15日 9:01  15.4    6月16日
8月11日20:08   8月27日 8:48   15日12:40  15.5    7月17日
9月10日 7:02   9月25日19:51   15日12:49  15.5    8月16日
10月9日20:34  10月25日 6:02   15日 9:28  15.4    9月17日
11月8日12:53  11月23日16:04   15日 3:11  15.1   10月16日
12月8日 7:32  12月23日 2:31   14日18:59  14.8   11月16日
(新月満月の日時は理科年表による)

しばしば暦には「今日の月齢」というのが載っていますが、これは正確には「今日の昼12:00の瞬間の月齢」です。月齢は朔の瞬間から数えた日数で、一方旧暦の日は朔の瞬間が所属する日の0:00から数えた日数ですので、正午の月齢が分かれば、それの小数点以下を四捨五入し、1を足すことによって旧暦の日が分かります。

(1997/03/18)
(1999.05.25)