こよみの読み方(20)満月など



これらの用語は今まで特に説明なく使用していましたが、念のため、この辺りで解説しておきます。

朔(新月)月が全く出ない夜です。天文学的に言えば月が太陽と同じ方角にある状態。占星術的に言えば、月と太陽が合の状態です。

望(満月)月がまんまるの状態です。この夜は日没の頃に東の空から月が昇り、日出の頃に西の空に沈みます。天文学的に言えば月が太陽と逆方向にある状態。占星術的に言えば、月と太陽がオポの状態です。

上弦 右半分が光っている月です。新月から7日ほど立ったときにこの月になります。天文学的にいえば太陽と月が90度の方向にある時です。この月は日没の頃南の空にあり、夜12時頃に西の空に沈みます。

下弦 左半分が光っている月です。満月から7日ほど立ったときにこの月になります。天文学的にいえば太陽と月が90度の方向にある時ですが上弦とは逆側に90度の時です。この月は夜12時頃に東の空から上り、日出の頃に南の空に達します。

これらは正確にいえば、月の黄経−太陽の黄経の値が、0度の瞬間を朔、90度の瞬間を上弦、180度の瞬間を望、270度の瞬間を下弦、と言っています。

現在はこれらの瞬間の時刻は予測計算によってほぼ100%当たる訳ですが、太古には観測によって新月の時期を定め、暦を編纂していたのではないか、とも言われています。その場合、新月を基点とするやり方だと月が見えなくなり始めた日と月が見え始めた日の中間を逆算して月初めを定めるという、数日さかのぼる方法も取られたのではないかと言われています。また新月ではなく満月を月初めとする考え方も多かったようです。

(1997/03/18)
(1999.05.21)