こよみの読み方(11)六曜



現在六曜は次の名称・順序になっています。

先勝(せんしょう・せんがち)友引(ともびき)先負(せんぷ・せんまけ)仏滅(ぶつめつ)大安(たいあん)赤口(しゃっく・しゃっこう)

六曜の起源はよく分からないのですが、小六壬が変化したものではないか、などとも言われています。昔のものは名称も順序も今のものとは随分違っていたようです。幕末の安政の頃でもまだ仏滅は「物滅」でした。現在の形になったのは明治以降のことです。

六曜は旧暦の日付にもとづいて配置されます。旧暦の

1月・7月の1日は先勝
2月・8月の1日は友引
3月・9月の1日は先負
4月・10月の1日は仏滅
5月・11月の1日は大安
6月・12月の1日は赤口

と定められており、そのあとは月末までこの順序で繰り返していきます。
閏月は前月に準じます。例えば閏5月の1日は大安です。旧暦では規則的に来ますので、昔はあまり重視されなかったのが、新暦になってから時々不規則な変化をするように見え、それでかえって珍重されるようになったのではないかという説もあります。

一応俗信による六曜の吉凶というのは次のようになっています。

先勝:午前は吉。急ぐことは吉。
友引:友を引く。葬式は不可。祝い事は良し。朝晩は吉であるが正午は凶。
先負:午後は吉。平静を保って吉。
仏滅:万事凶であるが、葬式は構わない。
大安:大いに吉。特に婚礼・旅行・移転には良い。
赤口:火の元・刃物に注意。正午は吉だが朝晩は凶。

この辺りの解釈も高島暦系と土御門系では微妙に異なり、また俗信のレベルでは10年も立てば雰囲気が変化しているようです。特に赤口の解釈は元々の名称が曖昧な故に揺れているようです。

六曜は現在運勢暦の注釈の中では一番多く利用されているものであり、結婚式は大安や友引に集中し、葬式は必ず友引を避けて行われています。友引の日は休みになる火葬場も多いようです。

しかし仏滅の日は結婚式場が割引価格になるといって、その日を選んで結婚式をあげるカップルもいます。六曜はそもそも大して意味のある暦注ではありませんので、それでも全然構わないのではないかと思います。2つ候補日があって、どちらにも決められないような時に、一方が大安で一方が仏滅だったら、大安の日を選んでおけばいいだろう程度のものです。六曜よりも、他の事情の方を優先して物事の日程は決めた方がよいでしょう。

(1997/03/03)
(1999.04.15)