こよみの読み方(3)暦の歴史-2



暦は基本的にいって、太陰暦・太陽暦・太陰太陽暦・その他の暦に分類することができます。

太陰暦というのは、月の運行だけによって暦を定めるもので、イスラム暦がそうです。基本的には漁業に便利な暦です。また太陽が暑すぎて昼間はあまり活動できない地域では夜の仕事が多くなるため、太陰暦が発達しました。

太陽暦というのは太陽の運行だけによって暦を定めるもので現在世界共通の暦として使用されているグレゴリウス暦などがそうです。こちらは農業に便利な暦です。

太陰太陽暦というのは、年は太陽の運行に合わせ月(month)は月(moon)の運行に合わせるという折衷タイプで、日本の旧暦がそうです。

その他の暦にはマヤの宗教暦のようなものがあります。これらはいづれ解説します。

現在世界共通で使用されているグレゴリウス暦は16世紀の法王グレゴリウス13世が定めたものですが、その起源はローマの暦になります。

ローマでは当初1年が10ヶ月の暦が使われていました。これは農業のために作られた暦で、現在の3月が年初で12月が年末。残りの約60日は農作業ができないので「暦のない日々」でした。

しかし後にやはり1年を通して暦はあるべきだという考え方が生まれ、現在の1月・2月が追加されました。しかし後から追加されたので、多くの人がそれは12月の後ろにくっついているものと考えていました。

この名残で現在英語の月の名前は2つずれています。例えば9月をSeptemberといいますが、Septは7という意味。10月Octoberのoctoは8。といった具合です。この付近の話は長くなるので、次回にすることにします。

(1999.03.16)